福利厚生代行サービスの導入や運用においてよくある質問と回答
福利厚生代行サービスの導入前や運用時においてよくある疑問や質問とそれに対する回答を紹介します。
福利厚生代行サービスに関するよくある質問
Q.福利厚生代行サービスとは?
福利厚生代行サービスとは、企業が従業員に提供する法定外福利厚生を一括して外部の業者・サービスに代行してもらうことです。
福利厚生代行サービスは、利用する従業員ごとに課金され、自社で福利厚生を用意するよりも幅広いサービスを受けることができ、企業側の管理や運営コストの削減や従業員の満足度向上が期待できます。
【関連記事】:福利厚生代行サービスとは?導入メリット、比較ポイントを紹介
Q.福利厚生代行サービスを活用するメリットは?
福利厚生代行サービスを利用することによって、下記のようなメリットが期待できます。
- 人材定着・採用力向上に繋がる
- 人事・総務の業務工数を増やさずに導入できる
- 低コストで導入できる
- 従業員の利用実績からプランやメニューを変更可能である
Q.福利厚生代行サービスを活用するデメリットは?
福利厚生代行サービスを利用することで、下記のようなデメリットが考えられます。
- サービスが利用されなくてもコストが発生する
- 一度導入すると、契約期間内はメニュー変更や解約ができない可能性がある
- 課税対象と非課税対象があるので、確認が発生する
- 企業の個性や社風づくりには繋がらない
福利厚生代行サービスの内容や導入に関する質問
Q.福利厚生代行サービスの種類は?
福利厚生代行サービスには、「パッケージサービス」と「カフェテリアサービス」の大きく2つがあります。
- パッケージサービス:様々なジャンルの福利厚生がまとまったパッケージ型のもの。幅広いメニューから自分で必要な物を選択可能
- カフェテリアサービス:利用する福利厚生を企業側が選定し、その選んだ福利厚生メニューの中から、付与されたポイント内で従業員が自由に選択できる
Q.福利厚生代行サービスは社員に利用される?
福利厚生代行サービスをより従業員に利用してもらうためには、「社員への周知」と「定期的な見直す」の2点が重要です。
基本的に福利厚生代行サービスは、従業員にとってメリットがあるものですので、まずはその情報を社員に定期的に周知すること、あとは定期的に利用率などを確認しながら内容を見直すことで、利用率が上がっていきます。
Q.福利厚生代行サービスの対象は従業員全員?社員だけ?
これまでは、福利厚生代行サービスを利用できるのは、正社員のみという風潮がありました。
ただ、同一労働同一賃金の観点から、合理的な理由なくアルバイトやパート社員に法定外福利厚生を適用しないのは望ましくないと考えられており、考え方が変わっています。
住宅手当や通勤手当等の各種手当が含まれる法定外福利厚生に関しては、社員のみに限定するなど、各社によって考え方が異なっています。
Q.企業が福利厚生にかける予算感はどのくらい?
2019年度の福利厚生費調査結果の概要(日本経済団体連合会)によると、企業が従業員1人あたりに負担した福利厚生費の平均は、法定福利費と法定外福利費の合計で月額108,517円となっています。
法定外福利費だけでは、1人あたり1ヶ月あたり24,125円、1年で289,500円となっています。
福利厚生代行サービスのサービス詳細に関する質問
Q.福利厚生代行サービスの主なサービスは?
ベネフィット・ステーション
ベネフィット・ステーションは、パッケージ型の福利厚生代行サービスです。
従業員は、レジャー・旅行・グルメ・ショッピングなど様々な場面でお得にサービスを受けられます。
大手企業・上場企業・公官庁などを中心に法人会員数は1500万人、導入企業も1600社を超えています。
福利厚生倶楽部
福利厚生倶楽部は、パッケージ型の福利厚生代行サービスです。
契約社数は18,000社以上、会員数も670万人以上と業界シェアNo.1のサービスです。
従業員100名以下の企業にも多数導入されており、幅広い企業に導入されています。
オフィスグリコ
オフィスグリコは、オフィスの空きスペースにグリコ社のお菓子を設置するタイプの福利厚生代行サービスです。
オフィス内で、小腹が空いた際や糖分を摂取したい際などに手軽かつ安価に利用でき、設置台数も10万台を超えています。
OFFICE DE YASAI
OFFICE DE YASAIは、オフィスでいつでも健康的な食事が取れる食の福利厚生サービスです。
惣菜・野菜では、シェアNo.1の5,500拠点以上で利用されており、10名〜20,000名といった様々な従業員規模の企業で導入されています。
セラヴィリゾート泉郷
セラヴィリゾート泉郷は、全国26地区、39施設のリゾート・ホテル・コテージ(貸別荘)・愛犬リゾートを特別価格で利用できる福利厚生サービスです。
430団体が契約しており、年間8万人ほど宿泊される満足度の高い福利厚生です。
Q.福利厚生代行サービスの費用感は?
福利厚生代行サービスの多くは、従業員数×従業員単価のプライシングを取っています。
従業員単価は、数百円~数千円であることがほとんどですので、その単価に利用予定の従業員数を掛け合わせるとおおよその金額を算出できます。
Q.福利厚生代行サービスの選び方は?
福利厚生代行サービスを選定する際に比較検討したい項目・ポイントを紹介します。
- 導入目的と合致するか
- サービスメニューの充実度や種類は豊富か
- 途中でサービスメニューの内容を変更できるか
- 想定している予算感と合うか
福利厚生代行サービスを活用し、従業員満足度向上に取り組もう
今回は、福利厚生代行サービスの導入メリットや導入時の比較検討ポイントなどについて紹介しました。
福利厚生代行サービスは、従業員の採用や定着に関わる重要なポイントです。
まずは気になるサービスの紹介資料をダウンロードいただき、自社で活用できそうか検討してみてはいかがでしょうか。