オフィス設置型福利厚生サービスの内容や導入事例を紹介
従業員が定着して活躍してもらうとともに、求職者にとってはアピールポイントにもなる福利厚生。
多くの企業が自社独自の法定外福利厚生の内容を充実させることで従業員の満足度やエンゲージメント向上に繋げています。
福利厚生の中でもオフィス設置型のサービスは従業員が利用しやすく、満足度を高める重要な要因にもなります。
今回は、オフィス設置型福利厚生サービスの種類やメリット、導入事例などについて紹介します。
オフィス設置型の福利厚生サービスとは?
オフィス設置型の福利厚生サービスとは、オフィス内の空きスペースに設置して提供する福利厚生サービスのことです。
オフィスを構えたタイミングや引っ越しのタイミングで専用のスペースを確保するパターンと空きスペースを活用して設置するパターンがあります。
従業員により快適かつ満足度高く働いてもらうために多くの企業で導入されています。
↓福利厚生代行サービスの内容や導入メリットなどを紹介した記事はこちら↓
福利厚生代行サービスとは?導入メリット、比較ポイントを紹介
オフィス設置型の福利厚生サービスの種類
オフィス設置型の福利厚生サービスには、下記のような種類の福利厚生があります。
飲食系
飲食系のオフィス設置型の福利厚生サービスとしては、自動販売機での飲料販売、お菓子や冷蔵庫を設置してのお惣菜の販売などが挙げられます。
従業員にコンビニや他のお店よりも安く買えるように自動販売機の飲料の値段を少し割り引いたり、お惣菜の販売も一部を企業負担するといった対応を行う企業もあります。
健康関係
健康関係のオフィス設置型の福利厚生サービスとしては、仮眠室を設置して短時間の仮眠を自由に取れるスペースを設けたり、定期的にマッサージ師をオフィスに呼んで社内で整体やマッサージを受けられるような福利厚生を指します。
その他、頭痛薬や傷の手当を行う薬などを常備しておき、必要に応じて処置ができるように常備薬を置いておく企業もあります。
学習・スキルアップ系
学習・スキルアップ系のオフィス設置型福利厚生としては、社内図書の整備や書籍購入制度、eラーニングの受講制度などがあります。
社内に本棚を設置して、書籍購入制度を通して購入した図書は本棚に返すなどといった仕組みを構築することで、社内図書に定期的に新しい本が入り、他の人も自由に読めるようになります。
その他、社内にeラーニングやセミナーを受講できるモニターやPCを用意しておき、スキルアップを支援するといった福利厚生制度を設けている企業もあります。
オフィス設置型の福利厚生サービスを提供するメリット
オフィス設置型の福利厚生サービスを導入し、提供することによって下記のようなメリットがあります。
1.従業員満足度/生産性の向上に繋がる
仕事の大半の時間を過ごすオフィス内の環境が整備されることによって、より充実して働きやすくなるとともに、仕事への意欲が高まったり、オンとオフをスムーズに切り替えられることによって、生産性の向上も考えられます。
2.従業員が手軽に利用できる
福利厚生は従業員が利用しやすいように整備することが必要ですが、オフィスに設置されているものであれば、移動の必要がなく従業員にとって利用しやすいです。
特に飲食関連は、ランチの時間やそれ以外の時間でも必要とされるため、従業員にとって人気のある福利厚生です。
3.健康経営の取り組みになる
飲食の福利厚生では健康に良い食事を提供し、オフィス内でのストレッチや筋トレができるスペースを設けることによって、従業員に健康増進の働きかけを行うことが可能です。
従業員の健康を促進することで病気になるリスクの低減など仕事以外にも良い影響が期待できます。
従業員満足度が高い福利厚生ランキング
従業員が求める福利厚生ランキング(調査:株式会社OKAN)によると、2019年度のコロナウイルス流行前では、
- 1位:住宅手当/家賃補助
- 2位:食堂・昼食補助
- 3位:特別休暇
- 4位:ヘルスケアサポート
- 5位:自己啓発支援
という結果になっており、オフィス設置型サービスの食事支援や自己啓発支援などが従業員に人気の福利厚生として人気です。
手当や休暇以外では、従業員の金銭的な負担を軽減したり、健康やスキルアップを支援する福利厚生が求められており、そのため多くの企業でオフィス設置型サービスを通して従業員を支援する企業が増えています。
オフィス設置型の福利厚生サービスを導入した企業の事例
オフィス設置型の福利厚生サービスを導入した企業の事例をそれぞれ紹介します。
不動産業を営む従業員150名の企業の食事補助サービス導入事例
中古のマンションやアパートなどの不動産をリノベーションして販売する不動産会社では、安価かつ健康的な食事をとってもらうために惣菜の一部の費用を会社が負担し、従業員が安価に食事を取れる福利厚生サービスを導入しました。
社員食堂を作るにも十分なスペースを確保できないことや、コンビニ弁当よりも健康面で良いものを取ってもらうことを目的にオフィス設置型のサービスの利用を開始しました。
結果、オフィスに設置されていることで手軽に利用できることや従業員が安価に利用できることで非常に喜ばれており、同時に健康経営を進められるということで導入目的を達成できていると感じられているとのことです。
ITサービスを営む従業員の100名の企業の仮眠室導入事例
インターネットサービスを複数運営する従業員100名ほどのIT企業では、仕事と仕事の間に仮眠を取ってもらえるように、仮眠できるスペースを導入しました。
利用できる時間を定め、仕事中に利用してもらうことによって、仮眠後の仕事に集中でき、効率が上がっているようです。
また、オフィス内にも集中できるブースやコミュニケーションを取りやすいカフェスペースなどを導入し、メリハリを付けながら働ける環境を整備することで従業員の生産性を高めつつ、エンゲージメントを高く保ち続けてもらえるようにしているとのことです。
飲食メーカーで従業員数200名の企業の社内図書管理サービス導入事例
個人や法人向けに飲料製品を販売する従業員200名ほどのメーカーでは、社内図書の貸出管理および社員食堂の来店予約を管理するサービスを導入しました。
紙での運用は煩雑かつ運用が変わった際でも対応できるシステムが欲しいということがきっかけで導入しています。
結果、サービス利用開始からデザインが分かりやすいことで従業員が使いやすく、管理者も管理工数を軽減できているとのことで、従業員のスキルアップと作業の効率化を両方叶えられているとのことです。
主なオフィス設置型の福利厚生サービスの内容・比較ポイント
オフィス設置型の福利厚生サービスの内容・比較ポイントを3つ紹介します。
オフィスグリコ
オフィスグリコは、オフィスの空きスペースにグリコ社のお菓子を設置するタイプの福利厚生代行サービスです。
オフィス内で、小腹が空いた際や糖分を摂取したい際などに手軽かつ安価に利用でき、設置台数も10万台を超えています。
OFFICE DE YASAI
OFFICE DE YASAIは、オフィスでいつでも健康的な食事が取れる食の福利厚生サービスです。
惣菜・野菜では、シェアNo.1の5,500拠点以上で利用されており、10名〜20,000名といった様々な従業員規模の企業で導入されています。
オフィスおかん
オフィスおかんは、従業員が1品100円からお惣菜を購入できるオフィス設置型の福利厚生サービスです。
毎月20種類ほどのお惣菜の中から好きな数だけ購入でき、ランチや夜ごはんのお惣菜に利用されています。
オフィス設置型の福利厚生サービスを活用し、従業員満足度向上に取り組もう
今回は、オフィス設置型福利厚生サービスの種類やメリット、導入事例などについて紹介しました。
オフィス設置型の福利厚生サービスは、従業員にとって利用しやすいため、福利厚生の中でも利用しやすく、満足度向上に繋がりやすいものの1つです。
まずはサービス紹介資料をダウンロードいただき、自社で活用できそうか検討してみてはいかがでしょうか。