【最新版】置くだけ福利厚生とは?導入メリットと人気サービス15選を比較
人材獲得競争が激化する中、福利厚生の充実は企業の重要な課題となっています。
特に「食」に関する福利厚生は、従業員が実際にあってよかったと感じる福利厚生の第1位に挙げられるほど、満足度向上に直結する施策です。
しかし、従来の社員食堂を導入するには数百万円の初期投資や専用スペース、調理スタッフの確保など、多くのハードルがありました。
そこで注目されているのが「置くだけ福利厚生」です。
本記事では、置くだけ福利厚生の基礎知識から導入メリット、おすすめサービス15選、成功事例まで、人事担当者が知っておくべき情報を紹介します。
置くだけ福利厚生とは?
置くだけ福利厚生とは、オフィスに冷蔵庫・冷凍庫・什器などを設置するだけで導入できる、新しいタイプの社食サービスです。
専門業者が定期的に商品を配送・補充してくれるため、企業側の運用負担はほぼゼロ。
従業員は24時間いつでも好きなタイミングで利用でき、セルフレジやキャッシュレス決済にも対応しています。
従来の社員食堂のように大規模な設備投資や調理スタッフを必要とせず、わずか1〜3㎡のスペースがあれば導入可能。
この手軽さが、中小企業やスタートアップを中心に支持を集めている理由です。
置くだけ福利厚生の種類
置くだけ福利厚生には、提供する商品やサービス形態によって複数のタイプがあります。
冷蔵型社食サービス
お弁当、サラダ、惣菜、サンドイッチなど、冷蔵保存が必要な食品を提供するタイプです。
管理栄養士が監修したメニューや、カロリー・塩分が控えめな健康志向の商品が充実しているのが特徴。
ランチタイムだけでなく、残業時の夜食としても活用できます。
置き菓子サービス
スナック菓子、チョコレート、グミ、健康菓子などを常備するサービス。
休憩時間のリフレッシュや、小腹が空いた時の軽食として人気です。
初期費用が特に安く、最も手軽に始められる置くだけ福利厚生といえます。
冷凍食品型
冷凍弁当や冷凍惣菜を提供するタイプ。
電子レンジで温めるだけで本格的な食事が楽しめます。
賞味期限が長いため食品ロスのリスクが低く、メニューバリエーションも豊富です。
飲料型
コーヒーマシンや茶葉サーバー、ウォーターサーバーなどを設置し、飲料を提供するサービス。
来客対応にも活用でき、オフィスの印象向上にもつながります。
オフィスコンビニ型
食品だけでなく、日用品や文房具、サプリメントなど幅広い商品を取り揃えるタイプ。
まさにオフィス内にミニコンビニを設置するイメージです。従業員の多様なニーズに対応できるのが強みです。
従来の社食との違い
置くだけ福利厚生と従来の社員食堂では、導入・運用面で大きな違いがあります。
| 項目 | 従来の社員食堂 | 置くだけ福利厚生 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 数百万円〜数千万円 | 0円〜10万円 |
| 月額運営コスト | 数十万円〜 | 数万円〜 |
| 必要スペース | 50㎡以上の食堂スペース | 1〜3㎡ |
| 運用負担 | 大(調理・清掃スタッフ等) | 小(補充は業者が担当) |
| 利用可能時間 | 11〜14時など限定的 | 24時間いつでも |
| 導入までの期間 | 3ヶ月〜半年 | 最短1週間 |
| メニュー変更 | 固定的 | 定期的に入れ替わる |
この表からもわかるように、置くだけ福利厚生は圧倒的に導入ハードルが低く、柔軟性も高いのが特徴です。
置くだけ福利厚生を導入する5つのメリット
【コスト削減】初期投資ゼロから始められる
置くだけ福利厚生の最大のメリットは、圧倒的な導入コストの低さです。
多くのサービスでは、冷蔵庫や什器は無料レンタル。初期費用ゼロで始められるものも珍しくありません。
月額費用も従業員1人あたり300円〜1,000円程度と低コストで、企業負担と従業員負担の比率も柔軟に設定できます。
例えば、従業員50名の企業が「企業50%・従業員50%負担」で月額500円/人のサービスを導入した場合、企業の月額負担は12,500円。
年間でも15万円程度です。これは社員食堂を運営する場合の10分の1以下のコストといえます。
調理スタッフや清掃スタッフを雇用する必要もなく、人件費もかかりません。
福利厚生費として経費計上できる点も、企業にとって大きなメリットです。
【従業員満足度UP】食の福利厚生は最も求められている
マンパワーグループの調査によると、「実際にあってよかった福利厚生」の第1位は「食堂・昼食補助」です。
住宅手当やレジャー施設の割引よりも、日常的に利用できる食の福利厚生こそが、従業員の満足度を高めることがデータで証明されています。
置くだけ福利厚生は、この最もニーズの高い「食」の福利厚生を、手軽に実現できる施策です。
従業員からは次のような声が寄せられています。
「ランチに外出する時間がない日でも、オフィスで温かい食事がとれて助かる」
「夜遅くまで残業する時、コンビニに行かなくても社内で買える安心感がある」
「健康的なサラダやお惣菜が手頃な価格で食べられるのが嬉しい」
このように、日常的に従業員の生活をサポートすることで、確実に満足度向上につながります。
【エンゲージメント向上】働きやすさが組織力を強化
食の福利厚生は、単なる「福利厚生の充実」以上の効果をもたらします。
それが従業員エンゲージメントの向上です。
エンゲージメントとは、従業員が会社に対して抱く愛着や信頼、貢献意欲のことで、エンゲージメントが高い組織は、離職率が低く、生産性も高いことが多くの研究で明らかになっています。
置くだけ福利厚生がエンゲージメント向上に効果的な理由は3つあります。
1. 会社からのケアを日常的に実感できる
毎日オフィスに来るたびに、会社が用意してくれた食事や飲み物を目にすることで、「会社は従業員のことを考えてくれている」という実感が生まれます。
この小さな積み重ねが、会社への信頼感を育てます。
2. コミュニケーションの活性化
冷蔵庫の前や休憩スペースで、部署を超えた従業員同士の自然な会話が生まれます。
「これ美味しいよ」「新商品入ってたよ」といった何気ない交流が、組織の心理的安全性を高めます。
3. 健康経営への貢献
栄養バランスの取れた食事を提供することで、従業員の健康維持をサポート。
会社が従業員の健康を気遣っているという姿勢が、エンゲージメント向上につながります。
実際に、置くだけ福利厚生を導入した企業の多くが、従業員満足度調査のスコア向上や離職率低下を実感しています。
【省スペース】小規模オフィスでも導入可能
置くだけ福利厚生は、わずか1〜3㎡のスペースがあれば導入できます。
冷蔵庫1台分(約1㎡)から始められるサービスもあり、「社員食堂を作るスペースはないけれど、何か福利厚生を充実させたい」という企業にとって理想的な選択肢です。
オフィスのコーナーや会議室の一角、休憩スペースなど、既存のスペースを有効活用できます。
複数フロアがある場合は、各フロアに小型の冷蔵庫を設置することも可能です。
リモートワークとの相性も良好です。
出社日に利用できる福利厚生があることで、「オフィスに行く価値」を感じてもらえ、出社率の向上にもつながります。
【運用負担ゼロ】担当者の業務増加なし
「福利厚生を充実させたいけれど、人事担当者の業務が増えるのは困る」という声は少なくありません。
置くだけ福利厚生なら、その心配は不要です。
商品の配送・補充は業者が定期的に実施。在庫管理もシステムで自動化されているため、担当者が在庫チェックをする必要はありません。
支払い管理もキャッシュレス決済システムで自動化されており、従業員ごとの利用履歴や請求も一元管理できます。
月末に請求書が届くだけで、細かい精算作業は不要です。
万が一、冷蔵庫の故障や商品の不具合があった場合も、業者のカスタマーサポートが迅速に対応。
担当者の手を煩わせることはほとんどありません。
「導入したけれど、運用が大変で続かなかった」という失敗がないのが、置くだけ福利厚生の大きな強みです。
置くだけ福利厚生のデメリットと解決策
メリットの多い置くだけ福利厚生ですが、導入前に知っておくべきデメリットも存在します。
ただし、いずれも適切な対策で解決可能です。
デメリット1:少人数オフィスではコスパが悪い場合も
多くの置くだけ福利厚生サービスには、最小利用人数や最低注文数が設定されています。
従業員10名以下の小規模オフィスでは、利用者が少ないために商品が売れ残り、コストパフォーマンスが悪くなる可能性があります。
解決策
最小利用人数が5名程度から対応しているサービスを選びましょう。
オフィスグリコや置き菓子サービスは、少人数でも導入しやすい傾向があります。
また、同じビル内の複数企業や、複数の拠点でシェアする方式を検討するのも一つの方法です。
シェアオフィスやコワーキングスペースでは、複数の企業で共同利用する事例も増えています。
デメリット2:食品ロスのリスク
賞味期限のある商品を扱うため、売れ残りによる食品ロスが発生する可能性があります。
特に導入初期は、どの商品がどれくらい売れるか予測が難しく、ロスが出やすい傾向があります。
解決策
最近のサービスでは、AIによる需要予測システムを導入しているものも増えています。
過去の販売データから最適な補充量を自動算出し、ロスを最小限に抑えます。
また、導入初期はトライアル期間を設け、少量から始めて徐々に最適な数量を見極めるのがおすすめです。
従業員へのアンケートで人気商品を把握し、売れ筋を中心に補充することでもロスを減らせます。
賞味期限が近い商品は、社内メールやチャットで告知して消費を促す工夫も有効です。
デメリット3:衛生管理の責任
オフィスに食品を保管する以上、一定の衛生管理責任が企業側にも発生します。
冷蔵庫の温度管理や清掃を怠ると、食品の品質低下や食中毒のリスクにつながります。
解決策
多くのサービスでは、業者による定期的な清掃サービスが含まれています。
週1回程度の配送時に冷蔵庫内の清掃やチェックを実施してくれるため、企業側の負担は最小限です。
また、温度管理システム付きの冷蔵庫を選べば、異常があった際にアラートが届き、迅速に対応できます。
社内ルールとして「購入した商品はその日中に消費する」「賞味期限を確認する」といった基本的な注意事項を周知し、従業員の意識を高めることも重要です。
置くだけ福利厚生サービスの選び方【5つのポイント】
数多くの置くだけ福利厚生サービスがある中で、自社に最適なものを選ぶためのポイントを紹介します。
ポイント1:従業員ニーズの把握
まずは自社の従業員が何を求めているのかを把握することが最も重要です。
チェックリスト
- オフィスで昼食をとる従業員は何割か?
- 残業が多く、夜食のニーズはあるか?
- 健康志向の従業員が多いか、ボリューム重視か?
- アレルギーや食事制限のある従業員はいるか?
- 飲み物へのニーズは高いか?
- お菓子での休憩需要はあるか?
簡単なアンケートを実施するだけでも、ニーズの傾向が見えてきます。
「昼食を外で食べる派が多い」オフィスなら、お弁当より軽食や飲料を充実させた方が利用率は高まります。
ポイント2:導入コストと月額費用の確認
置くだけ福利厚生のコスト構造を正しく理解しましょう。
確認すべき項目
- 初期費用(設置費用、什器レンタル料)
- 月額固定費(システム利用料、配送料)
- 商品単価
- 企業負担と従業員負担の比率
- 最低利用期間と解約条件
- 追加料金が発生するケース
多くのサービスは「企業50%・従業員50%負担」が標準ですが、企業100%負担や企業30%負担など、柔軟に設定できるものもあります。
従業員50名で月額利用額が25万円の場合、企業50%負担なら月12.5万円、年間150万円の福利厚生費となります。
予算と照らし合わせて現実的なプランを選びましょう。
ポイント3:商品ラインナップの豊富さ
飽きずに継続利用してもらうには、商品の多様性が重要です。
チェックポイント
- メニュー数は50種類以上あるか
- 週1回以上の頻度で新商品が入るか
- 季節メニューやイベントメニューがあるか
- 健康志向メニュー、ボリュームメニュー、軽食など選択肢があるか
- アレルギー表示やカロリー表示は明確か
商品の入れ替わりが少ないと、数ヶ月で飽きられてしまい、利用率が低下します。
定期的に新商品が追加されるサービスを選ぶことで、長期的な満足度を維持できます。
ポイント4:設置スペースとオフィス環境の適合性
自社のオフィス環境で無理なく設置できるか確認しましょう。
確認項目
- 設置に必要なスペース(冷蔵庫のサイズ)
- 電源・コンセントの位置と容量
- 搬入経路(エレベーター、階段の幅)
- 什器のデザインがオフィスに合うか
- 複数フロアへの設置は可能か
特に、古いビルでは電源容量が不足している場合があります。
大型の冷蔵庫や冷凍庫を設置する際は、電気工事の必要性も含めて事前に確認が必要です。
ポイント5:サポート体制の充実度
導入後の満足度を左右するのがサポート体制です。
確認すべきポイント
- 配送頻度と時間帯(週何回、何時頃か)
- トラブル時の対応速度(24時間対応か)
- 専任担当者がつくか
- 在庫管理や利用状況レポートがあるか
- 定期的な従業員満足度調査を実施してくれるか
特に導入初期は、商品の入れ替えや数量調整が必要になります。
担当者とのコミュニケーションが取りやすく、柔軟に対応してくれるサービスを選ぶことで、スムーズな運用が実現します。
【最新版】おすすめ置くだけ福利厚生サービス15選
それでは、現在おすすめの置くだけ福利厚生サービスを、タイプ別に15選ご紹介します。
【冷蔵型社食サービス】
1. オフィスおかん
特徴
- 管理栄養士監修の健康的なお惣菜が1品100円から
- 冷蔵庫の無料レンタル、初期費用ゼロ
- 24時間いつでも利用可能で残業時にも最適
料金体系
企業負担:月額30,000円〜/商品単価:100円〜
最小利用人数
10名〜
おすすめ企業タイプ
健康経営に力を入れる企業、残業が多いIT企業
2. OFFICE DE YASAI(オフィスでやさい)
特徴
- 新鮮なサラダ・フルーツ・惣菜を週2回配送
- 産地直送の野菜中心で健康志向の従業員に人気
- 初回2ヶ月無料キャンペーンあり
料金体系
企業負担:月額49,000円〜/商品単価:100円〜
最小利用人数
15名〜
おすすめ企業タイプ
女性従業員が多い企業、ウェルネス重視の企業
3. オフィスでごはん
特徴
- 冷凍弁当・冷凍惣菜中心で長期保存可能
- 電子レンジで温めるだけの手軽さ
- 月額5,000円からの低コストプラン
料金体系
企業負担:月額5,000円〜/商品単価:200円〜
最小利用人数
5名〜
おすすめ企業タイプ
少人数のスタートアップ、シフト勤務の企業
【置き菓子サービス】
4. snaq.me office (スナックミーオフィス)
特徴
- 人工添加物や白砂糖が使われていない、管理栄養士監修のローカロリー(一日の間食の適正カロリー以下)なお菓子を楽しみながら健康経営に取り組める
- オフィスだけでなく、店舗/学校/病院/工場/ホテル/士業事務所/物流/個人事業主など様々な事業所に対応している
- 日本全国47都道府県に対応している(送料無料)
料金体系
自由に選べる費用形態、企業負担額ゼロでも導入可能
初期費用やサポート料金などの諸費用は一切不要で導入可能
最小利用人数
数名〜
おすすめ企業タイプ
小規模オフィス~大企業
5. ネスレ ネスカフェ アンバサダー
特徴
- コーヒーマシン無料レンタル
- 本格的なカフェメニューがオフィスで楽しめる
- 来客対応にも活用可能
料金体系
コーヒー代のみ(1杯20円〜)
最小利用人数
制限なし
おすすめ企業タイプ
コーヒー好きが多い企業、来客が多いオフィス
6.オフィスグリコ
特徴
- 老舗の置き菓子サービス、全国どこでも対応
- 初期費用・月額費用ゼロ、売れた分だけ支払い
- グリコの人気商品が100円前後
料金体系
売上の一部を企業負担(任意)
最小利用人数
3名〜
おすすめ企業タイプ
小規模オフィス、まずは手軽に始めたい企業
【オフィスコンビニ型】
7. 600(シックスハンドレッド)
特徴
- 食品・飲料・日用品まで600品目以上
- スマホアプリで簡単決済
- AI需要予測で食品ロス削減
料金体系
企業負担:月額30,000円〜
最小利用人数
20名〜
おすすめ企業タイプ
中規模以上の企業、多様なニーズに対応したい企業
8. オフィスペイ
特徴
- コンビニエンスストア並みの品揃え
- 24時間365日利用可能
- 複数拠点への一括導入サポート
料金体系
企業負担:月額50,000円〜
最小利用人数
30名〜
おすすめ企業タイプ
大規模オフィス、複数拠点を持つ企業
9. KIRIN naturals(キリンナチュラルズ)
特徴
- キリンの飲料と健康食品を中心にラインナップ
- 健康経営をサポートする商品構成
- 社内イベントとの連携プランあり
料金体系
企業負担:月額20,000円〜
最小利用人数
15名〜
おすすめ企業タイプ
健康経営認定を目指す企業
【専門特化型】
10. nosh(ナッシュ)オフィス
特徴
- 糖質30g以下・塩分2.5g以下の健康弁当
- 専属シェフと管理栄養士が監修
- 冷凍保存で長期ストック可能
料金体系
1食599円〜(企業負担率は相談可)
最小利用人数
10名〜
おすすめ企業タイプ
健康志向の高い企業、糖質制限者が多い企業
11. Fit Food Biz Lite
特徴
- 高たんぱく・低カロリーのフィットネス志向
- アスリート向けメニューも充実
- 栄養成分表示が詳細
料金体系
企業負担:月額40,000円〜
最小利用人数
15名〜
おすすめ企業タイプ
フィットネス業界、健康意識の高い企業
12. オフィスファミマ
特徴
- ファミリーマートの商品をオフィスで購入
- コンビニと同じ商品が手軽に手に入る
- ファミペイ対応でポイントも貯まる
料金体系
企業負担:月額20,000円〜
最小利用人数
20名〜
おすすめ企業タイプ
コンビニブランドに馴染みのある若手が多い企業
13. スマート社食
特徴
- QRコード決済で完全キャッシュレス
- 利用データの可視化で健康管理に活用
- カスタマイズ性の高いサービス設計
料金体系
企業負担:月額30,000円〜
最小利用人数
15名〜
おすすめ企業タイプ
DX推進企業、データ活用に積極的な企業
14. タニタ社員食堂オフィス版
特徴
- タニタの健康ノウハウを活かしたメニュー
- カロリー・塩分管理が徹底されたメニュー設計
- 健康セミナーとの連動プランあり
料金体系
企業負担:月額35,000円〜
最小利用人数
20名〜
おすすめ企業タイプ
健康経営優良法人認定を目指す企業
15. オフィスプレミアムフローズン
特徴
- 有名レストラン監修の本格メニュー
- 冷凍技術により作りたての味を再現
- 特別な日のランチイベントにも活用可能
料金体系
企業負担:月額50,000円〜/1食500円〜
最小利用人数
25名〜
おすすめ企業タイプ
食にこだわりのある企業、福利厚生を差別化したい企業
置くだけ福利厚生導入の流れと注意点
置くだけ福利厚生をスムーズに導入するための、具体的なステップと注意点を解説します。
置くだけ福利厚生導入の8ステップ
ステップ1:社内ニーズ調査(1週間)
従業員アンケートを実施し、食事に関する困りごとや希望を把握します。
「昼食はどこで食べているか」「何時頃食事をとるか」「どんなメニューが欲しいか」などを質問しましょう。
ステップ2:予算・スペースの確認(3日)
福利厚生費として確保できる予算、設置可能なスペース、電源の有無を確認します。
オフィスレイアウト図を用意しておくとスムーズです。
ステップ3:サービス比較・問い合わせ(1週間)
本記事で紹介したサービスを中心に、3〜5社に問い合わせて資料を取り寄せます。
料金体系、商品ラインナップ、サポート内容を比較検討しましょう。
ステップ4:トライアル実施(1〜2ヶ月)
可能であればトライアル期間を設けます。
実際に従業員に利用してもらい、満足度や利用率を測定します。
ステップ5:契約・設置(1週間)
サービスを決定したら契約手続きを進めます。
冷蔵庫などの什器設置は業者が対応してくれるため、設置日を調整するだけです。
ステップ6:社内周知(設置前後1週間)
全従業員に利用方法、料金、支払い方法を丁寧に説明します。
社内メール、掲示、説明会など複数の方法で周知しましょう。
ステップ7:運用開始
いよいよサービス開始です。
初日は人事担当者が立ち会い、質問に答えられる体制を整えておくと安心です。
ステップ8:定期的な見直し(3ヶ月ごと)
利用状況を確認し、従業員の満足度調査を実施します。
人気商品・不人気商品を把握し、業者と相談して商品構成を最適化していきます。
置くだけ福利厚生導入時の注意点
契約期間の確認
多くのサービスには最低利用期間(6ヶ月〜1年)が設定されています。
短期間で解約すると違約金が発生する場合があるため、契約前に確認しましょう。
解約条件の把握
解約の際に必要な手続きや、何ヶ月前に通知が必要かを確認しておきます。
事前通知なしに解約すると、追加費用が発生することもあります。
追加費用が発生するケース
基本料金以外に、配送料、什器のクリーニング代、システム利用料などが別途かかる場合があります。
「込み込みでいくらか」を明確にしておきましょう。
衛生管理責任の所在
食品を扱う以上、一定の衛生管理責任は企業にもあります。
冷蔵庫の清掃頻度、温度管理、賞味期限チェックなど、企業側の責任範囲を契約時に確認しましょう。
電気代の負担
冷蔵庫・冷凍庫の電気代は企業負担となります。
月額数千円程度ですが、予算に含めておきましょう。
置くだけ福利厚生とエンゲージメント向上の関係
福利厚生の本質的な目的は、単なる従業員サービスの提供ではありません。
従業員が「この会社で働き続けたい」と感じる、エンゲージメントの高い組織を作ることにあります。
福利厚生がエンゲージメントに与える影響
従業員エンゲージメントとは、従業員が組織に対して抱く愛着、信頼、貢献意欲のことです。
エンゲージメントが高い組織では、以下のような好循環が生まれます。
- 離職率が低下し、優秀な人材が定着する
- 生産性が向上し、業績が改善する
- 従業員が自発的に働き、イノベーションが生まれやすい
- 職場の雰囲気が良くなり、採用力が強化される
調査によれば、福利厚生の充実度は従業員エンゲージメントに大きな影響を与えることが分かっています。
特に「日常的に利用できる福利厚生」は、会社からのケアを実感しやすく、エンゲージメント向上に効果的です。
置くだけ福利厚生ならではのエンゲージメント効果
置くだけ福利厚生は、他の福利厚生にはない3つの特徴により、エンゲージメント向上に特に効果を発揮します。
1. 日常的な「会社からのケア」の実感
毎日オフィスに来て、冷蔵庫を開けるたびに「会社が用意してくれた食事」を目にします。
この日常的な接点が、「会社は自分たちのことを大切に思ってくれている」という実感を生み出します。
年に数回の社員旅行やボーナスも嬉しいものですが、毎日の小さなケアの積み重ねこそが、持続的なエンゲージメントを育てます。
2. 休憩時間のコミュニケーション活性化
置くだけ福利厚生が設置されている場所は、自然と従業員が集まる「コミュニケーションスポット」になります。
「この新商品美味しいよ」
「今日のランチ何食べる?」
「このサラダ、健康的で良いね」
こうした何気ない会話が、部署を超えた人間関係を育み、組織の心理的安全性を高めます。
心理的安全性の高い職場では、従業員は安心して意見を言い、チャレンジでき、結果としてエンゲージメントが向上します。
3. 健康への配慮を通じた信頼構築
栄養バランスの取れた食事、カロリー控えめのメニュー、新鮮な野菜やフルーツ。置くだけ福利厚生の多くは、従業員の健康を第一に考えた商品構成になっています。
この「健康への配慮」は、従業員に「会社は私の健康や将来を本気で考えてくれている」というメッセージを伝えます。
会社への信頼感が高まれば、自然とエンゲージメントも向上します。
エンゲージメント向上のための運用Tips
置くだけ福利厚生を導入するだけでなく、以下のような工夫を加えることで、エンゲージメント向上効果をさらに高められます。
定期的な従業員アンケートの実施
3ヶ月に1回程度、「どのメニューが好きか」「どんな商品を増やしてほしいか」をアンケートで聞きましょう。
従業員の声を反映させることで、「会社は自分たちの意見を聞いてくれる」という信頼感が生まれます。
新商品リクエストの受付
社内チャットやメールで、常時リクエストを受け付ける仕組みを作ります。
実際に採用された際は「〇〇さんのリクエストで新商品が入りました!」と告知すれば、参加意識が高まります。
利用促進キャンペーンの実施
「今月の人気メニューTOP3」の発表や、「健康的なランチ写真コンテスト」など、楽しみながら利用を促進する企画を実施しましょう。
ゲーム性を取り入れることで、利用率が向上します。
経営層からのメッセージ
導入時に経営者から「皆さんの健康と働きやすさを考えて導入しました」というメッセージを発信することで、会社の本気度が伝わり、エンゲージメント向上効果が高まります。
置くだけ福利厚生で従業員満足度とエンゲージメントを高めましょう
置くだけ福利厚生は、初期費用ゼロ、省スペース、運用負担なしで導入できる、中小企業に最適な福利厚生施策です。
従業員満足度を高め、エンゲージメントの強い組織を作りたいと考えているなら、置くだけ福利厚生は最も費用対効果の高い施策の一つです。
「福利厚生を充実させたいけれど、予算もスペースも限られている」
「何から始めればいいかわからない」
そんな人事担当者の方は、まずは少人数から始められる置き菓子サービスや、トライアル期間のあるサービスから検討してみてはいかがでしょうか。
ソシキのミカタがおすすめする福利厚生の「snaq.me office (スナックミーオフィス)」の詳細は下記ボタンのリンクからご確認ください。