オンボーディングツールの導入や運用においてよくある質問と回答
オンボーディングツールの導入前や運用時においてよくある疑問や質問とそれに対する回答を紹介します。
オンボーディングに関するよくある質問
採用活動におけるオンボーディングとは?
採用活動におけるオンボーディングとは、新卒や中途で入社した従業員が早期に会社に慣れて活躍してもらうための施策やプログラムのことです。
船や飛行機などに乗車する「on-board」から派生した言葉で、同じ乗員として必要な支援を通して慣れてもらうことを指します。
オンボーディングに失敗してしまうと、せっかく採用した従業員が会社や部署に馴染めずに早期離職に繋がってしまいますので、非常に重要な取り組みです。
【関連記事】オンボーディングとは?目的やOJTとの違い、効果、進め方まとめ
オンボーディングで具体的にやることは?
オンボーディングの具体的な実施内容例を紹介します。
- 採用決定前のメンバーとの顔合わせ
- 入社後のオリエンテーション
- 経営陣から会社のビジョンや方向性の共有
- ランチ会や同期交流会の実施
- メンターとの定期面談
- 業務に関する研修
- 定期的なスキルアップ研修
オンボーディングに取り組むメリットは?
オンボーディングを行うことによるメリットは下記のようなものがあります。
- 新入社員の早期戦力化
- 早期離職率の低減
- 生産性・パフォーマンスの向上
オンボーディングツールに関するよくある質問
オンボーディングツールの主な機能は?
採用活動におけるオンボーディングのみに特化したツールは無く、基本的に「研修」「組織サーベイ」「1on1ミーティング」「プロセス管理」などのツールやサービスを組み合わせて利用することが多いようです。
そのため、全体の進捗管理をタスク管理ツールで行い、研修やLMSなどのeラーニングの活用、定期的に組織サーベイの実施、1on1ミーティングの記録を残すツールの活用などの各機能を活用して実施されます。
オンボーディングツールを活用するメリットは?
オンボーディング活動に各種ツールを活用するメリットとしては、下記のようなものがあります。
- オンボーディングの全体フローと施策を整備できる
- オンボ―ディング活動の進捗度合いが可視化される
- 新入社員全員に必要なオンボーディング内容を提供できる
- デジタルを活用することで、人事や総務担当の負担が軽減される
- 従業員側が入社後に安心して着実に組織に馴染める
オンボーディングツールの導入時に確認すべきポイントは?
まずはオンボーディングフローの一連の流れを書き起こして、具体的にどのような施策を行うべきかやどのような管理が必要かを可視化することが重要です。
その後、施策を実行する上で、どのようなツールが必要かを考えて選定を行うことがおすすめです。
ツールを導入する際は、予め定めた要件を満たすかどうかや従業員が利用しやすいか、コストはいくらかかるかは確認すべきです。
オンボーディングツールの導入に関するよくある質問
主なオンボーディングツールは?
それぞれのツールで主なツールを紹介します。
(タスク管理・全体設計ツール)
・Notepm
Notepmは、マニュアル作成、社内ポータル、ノウハウ共有、ドキュメント管理などナレッジやノウハウを一元管理できるサービスです。
IT口コミサービスの「ITreview」では、マニュアル編集・作成部門において使いやすさの満足度No.1を獲得しています。
新入社員向けにオンボーディングコンテンツをテキストや画像、動画、資料などを記事化して体系立てて作成できます。
(従業員サーベイツール)
・wevox
wevoxは、上場企業の株式会社アトラエが提供するエンゲージメントサーベイです。
3分で回答が完了するアンケートをアルゴリズムが各人に最適な質問を自動配信し、分析もリアルタイムに行えます。
新入社員にも適宜回答してもらい、入社からの会社へのエンゲージメントや満足度の推移を確認できます。
(eラーニングツール)
・etudes Plus
etudes Plusはアルー(alue)株式会社が独自に開発した演習中心の体系化された階層別やテーマ別のeラーニング教材を、初期費用無料で導入で導入できる定額制受け放題のサービスです。
受講のプラットフォームとなるLMSには、研修運営が効率化できる社内育成の教育担当者に必要な機能が標準装備されています。
(1on1ミーティングツール)
・Wistant
Wistantは、マネージャーによる「マネジメント・アクションの実行」や、1on1・目標管理・フィードバック(評価)の運用と改善をサポートするオールインワンのツールです。
1on1に関しては、事前のトピック共有、議事録・非公開メモの作成、充実度の分析など様々な機能を有しており、1on1や目標管理、マネジメントなどに課題を抱えている企業におすすめのサービスです。
ツールを活用してオンボーディングプログラムの仕組み・環境を整えましょう
今回は、オンボーディングツールの導入前や運用時においてよくある疑問や質問とそれに対する回答を紹介しました。
オンボーディングプログラムは、タスク管理ツールや社内wikiを活用してドキュメントを作成したり、組織サーベイで新入社員のコンディションの変動を検知したりと、上手く仕組みや環境を整えることが重要です。
また、オンボーディングプランは、一度策定して終わりではなく、何度も見直しと改善を行うことによって、徐々に良い物が出来上がります。
ぜひ、新入社員の早期戦力化や早期離職防止の仕組み・環境を整えてください。