リファレンスチェックサービスの主な機能や比較ポイントを紹介
採用におけるミスマッチや入社後の早期活躍のためにリファレンスチェックを実施したいものの、自社だけで対応するのは難しい、アウトソーシングするのも不安と感じている方も少なくないと思います。
そのような企業におすすめしたいのが、リファレンスチェックサービスです。
今回は、リファレンスチェックサービスの主な機能や比較ポイントなどについて紹介します。
リファレンスチェックサービスとは?
リファレンスチェックサービスとは、中途採用の過程の中で、求職者のこれまでの上司・同僚・部下から、履歴書や面接の内容の事実確認、人柄・勤務状況などを調査するためのサービスです。
リファレンスチェックを行う上で、自社のリソースで行うのは難しい上に、センシティブな内容であるため、アウトソーシングを依頼することも憚られますが、専用のリファレンスチェックサービスを活用することによって、簡易化・効率化できます。
↓リファレンスチェックの目的や流れ、注意点を紹介した記事はこちら↓
リファレンスチェックとは?目的やメリット、実施の流れを紹介
リファレンスチェックサービスの種類
リファレンスチェックサービスは、利用用途や機能によって、大きく3つの種類に分けられます。
前職の上司・部下や仕事の関係者へのヒアリングを効率化するタイプ
リファレンスチェックを依頼するリファレンスレターのフォーマットを用意して、依頼の工数を簡略化できるものやリファレンスチェック時の質問項目を職種や役職ごとにフォーマット化しているため、リファレンスチェックを効率的に行えます。
入社後のオンボーディングに活用するタイプ
リファレンスチェックで得た内容を入社の合否の判断だけでなく、入社後のオンボーディングプランに活かすタイプのサービスです。
求職者と部署との相性や、入社後にどういった支援をすべきかが分かるため、早期離職防止や早期活躍に繋げられます。
SNSやWebへの公開情報を調査するタイプ
一般的な意味のリファレンスチェックとは異なりますが、SNSやWebに公開されている情報を元に、求職者の入社後のトラブル防止やリスク軽減を目的に実施します。
SNSでの言動や他の人とコミュニケーションを取る時の姿勢など、面接では見抜けない部分を知ることができます。
リファレンスチェックサービスの主な機能
リファレンスチェックサービスの主な機能を紹介します。
信用調査
候補者の学歴や職歴より、過去一緒に働いていた上司や部下、同僚に対して勤務態度・人物像などについて電話もしくはオンライン調査を実施します。
カルチャーフィット確認
信用調査とともに、候補者の性格や思考傾向、人間関係などを調査し、自社のカルチャーとマッチしそうかの確認を行えます。
コンプライアンスチェック
犯罪歴や反社会的勢力との繋がり、不祥事の有無などについて調査を行います。
SNS・Web公開情報チェック
SNSやWebに公開されている情報を元に、候補者の発言内容や対人関係などを確認し、トラブルの有無やそのリスクを確認できます。
選考支援用レポート作成
候補者の性格診断やスキル・実績などを分析して、どういった人材なのかをレポート化するとともに、選考で確認すべきポイントなどについてもレコメンドを行います。
採用管理システム連携
リファレンスチェックの結果をツール内でも確認できる他、採用関連システムとも連携させることで、データを自動で共有し、候補者のデータを一元管理できます。
リファレンスチェックサービスの導入メリット
リファレンスチェックサービス導入によるメリットを紹介します。
リファレンスチェック実施を効率化できる
リファレンスチェックサービスを利用することによって、リファレンスチェック依頼レター送付や職種別の設問フォーマットの活用など、リファレンスチェックを効率的に実施できます。
入社後のオンボーディング計画に活用できる
リファレンスチェックで取得した情報を入社可否だけでなく、入社後のオンボーディング計画の作成に活用できるため、候補者にもリファレンスチェック実施の目的についても説明しやすいです。
求職者の情報を一元管理できる
リファレンスチェックのレポート資料は、採用管理システムと連携している場合は、自動でデータが格納されます。
面接の際に、いくつかのツールを開いてデータを確認する必要なく、1つのシステムに情報を集約して選考を行えます。
リファレンスチェックサービス導入前の比較・検討ポイント
リファレンスチェックサービスを導入する前に、各サービスで比較・検討したいポイントは、下記の通りです。
リファレンスチェックの調査範囲・内容
リファレンスチェックサービスを利用する上で一番重要なのが、聞きたい情報について聞けるかです。
採用活動において企業が重要視する内容は、企業によって異なります。
そのため、自社が大事にしているポイントは、基本の質問内容に入っているのか、どの範囲まで対応しているのかが一番重要視すべきポイントです。
質問追加への柔軟度
基本の質問に追加してその人独自に知りたいことなどが発生した場合に、質問を追加できるかも重要なポイントです。
候補者によって、追加したい質問の内容も変わると思いますので、そういった運用が可能かは確認しておきましょう。
調査レポートの納期
リファレンスチェックを実施して、サービス内にレポートが格納されるまでの期間はどれくらいかは必ず確認しておきたいです。
レポートの納期によって、選考のスピード、内定出しまでの期間が変わってきます。
利用コスト
リファレンスチェックサービスの利用料金、複数名実施する場合の追加コストなど、料金体系を含めて確認しましょう。
採用活動を控えている場合は、どういった扱いになるのかも確認しておきたいです。
主なリファレンスチェックサービス
Parame Recruit
Parame Recruitは、採用候補者をよく知る人物から推薦を取得することで、採用面接では見抜けない能力・性格を把握できるリファレンスチェックサービスです。
推薦された人からのヒアリングを元に、性格分析・選考フィードバックを行います。
その後、チャットサービスで分析内容について細かく質問するといったやりとりも可能です。
ASHIATO
ASHIATOは、候補者の現職や前職の上司・同僚からのレビューで、過去の活躍ぶりを可視化するリファレンスチェックサービスです。
独自の質問テンプレートを用意している他、質問を組み替えたり、質問の追加にも対応しています。
セキュリティ対策やレポートの閲覧権限を設けていることも安心して利用できる要素になっています。
back check
back checkは、国内実施数No.1のリファレンスチェックサービスです。
候補者のリファレンスチェック完了データを他の企業と共有して利用でき、候補者もリファレンスチェックに協力しやすくなる設計になっています。
コンプライアンスチェックを兼ねており、1つのサービスでリファレンスチェックに関する業務が完結します。
MiKiWaMe Point
MiKiWaMe Pointは、面接で知れない能力と才能を評価し、採用後のミスマッチを防ぐリファレンスチェックサービスです。
累計450社以上に導入され、リファレンスチェックを実施した人は10,000人以上を超えています。
リファレンスチェックのインタビューやレポート共有は、オンラインで完結し、上位プランでは、反社チェックも同時に行います。
採用管理システムともデータ連携を行っています。
ネットの履歴書
ネットの履歴書は、採用候補者のネット上のログを多方面から収集し、履歴書や面接だけでは見えてこない素の一面を浮かび上がらせるリファレンスチェックサービスです。
ネット上のマイナス面だけでなく、プラス面も収集して、採用の判断軸に活用できます。
一番おすすめのリファレンスチェックサービス
現在、一番オススメできるリファレンスチェックサービスの情報を調査しております。
リファレンスチェックサービスはそれぞれのツールで提供しているサービス内容が異なり、様々な観点を鑑みて皆様にオススメできるサービスを探しておりますので、少々お待ちくださいませ。
リファレンスチェックサービスを活用し、ミスマッチ防止と入社後の早期活躍を実現しよう
今回は、リファレンスチェックサービスの主な機能や比較ポイントなどについて紹介しました。
リファレンスチェックサービスは、採用のミスマッチの判断だけでなく、入社後のオンボーディング、マネジメントにも活用できる貴重な情報です。
リファレンスチェックサービスによって、調査内容や範囲、質問の追加の可否、レポートの納期などが異なりますので、自社に合ったサービスを活用してください。
まずはサービス紹介資料をダウンロードいただき、自社で活用できそうか検討してみてはいかがでしょうか。